TARAXACUM  ~樹脂粘土人形製作日記~

コツコツと樹脂粘土で作った人形達。。。 毎回試行錯誤の繰り返しです。。サーニットやプロスカルプトなどの樹脂粘土を使って、人形を作っています。製作途中の様子など載せていきたいと思っています。

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2010.02.28 Sun 10:49
『カメとあいちゃん』の続きの続きです。

読みにくい文を。。。最後まで読んでくださった方。。。ありがとうございました

最終話です。


*****************

また何年か経ちました。

ある日の朝、チョンが目を覚ますと、小さな女の子がこちらを覗きこんでいました。

チョンはビックリしました。

その女の子は小学生だった頃のあいちゃんにそっくりだったのです。

「なっちゃん。どこにいるの?」

遠くからそう呼ぶ声が聞こえ、女の子は部屋の入り口まで走りました。

「ママ~。この子でしょ?」

女の子は大きな声でそう言うと、すぐにチョンのところに戻ってきました。

「なんだ、あいちゃんじゃないのか。。。」

チョンはちょっとガッカリしました。

「ママ、早く!」

なっちゃんと呼ばれた女の子に手を引っ張られながら、一人の女の人がやってきました。

どうやらこの人が、なっちゃんのママのようです。

「そうそう、この子よ。。。。」

女の人は言いました。

「遅くなってほんとうにごめんね。約束どおり迎えに来たわ。」

そう言ってにっこり笑った顔を見て、チョンはビックリしました。

すっかりお母さんになった姿に、すぐに気付くことが出来ませんでしたが、その笑顔は小さな頃のあいちゃんでした。

チョンはとても嬉しくなりました。

嬉しくて嬉しくて、手足やしっぽをたくさん動かしました。

「私、ママがずっと言ってたお友達って、この子のことだってすぐにわかったのよ。」

なっちゃんは得意げに言いました。

「だって、ほら、ここに書いてあるもの。」

そう言ってなっちゃんはチョンの甲羅を指差しました。

そこには少し薄くなった、あの傷痕がありました。

その傷を見て、あいちゃんは驚きました。

不思議なことに、「カメ」と書いてあったはずの傷痕が、何年も経つうちに変わっていたのです。

今、その傷は「アイ」と読めました。

「ありがとう。」

そう言って、あいちゃんは涙を流しました。


この日からまた、チョンはあいちゃんと一緒に暮らしました。

傷は決して消えなかったけれど、チョンの胸は幸せでいっぱいでした。


おわり
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